複層ガラスの中空層に水滴が発生することがあります。これを複層ガラスの「中空層内(内部)結露」といいます。
<複層ガラスの構造>
代表的な複層ガラスの構造として、板硝子の間隔を保つため、四周にアルミまたは樹脂製のスペーサーと「封着剤」と呼ばれるシール材で構成されており、中空層には空気またはアルゴンガスなどのガスが封入されています。
中空層は外部空気と遮断され、密閉されており、スペーサー内の乾燥剤により、中空層内の気体は乾燥した状態となっています。
<中空層内結露の発生要因>
中空層内の気体は乾燥しており、ガラスの中空層内に水滴が付着することはありませんが、中空層内に水が入り、湿度が高い状態(飽和状態)になった場合には、水滴が付着します。
これは、ガラスにクラックが入りそこから水の侵入があった場合か、封着剤が紫外線や熱・水によって、経年劣化してしまったことによるものです。

<中空層内結露が発生してしまったら>
中空層内結露が発生すると透視性が損なわれるだけでなく、断熱性能も低下することがあります。中空層内結露が発生した場合は複層ガラスの寿命であり交換が必要です。
複層ガラスメーカーでは、一般的に中空層内結露の発生に対して10年間の保証※をしています。
(※対象品種や施工条件、使用条件等で免責事項があります)
中空層内結露が発生したら、すみやかに建築会社様、工務店様、販売店様にご相談ください。