「防犯性能の高い建物部品」に関するQ&A

2023年2月1日


Q A
1  防犯性能の高い建物部品とはなんですか?  侵入犯罪において一定時間(5分間)侵入を防ぐことを目的とした商品です。また、防犯試験に合格し、防犯建物部品目録(※1)に登録された商品(CP製品)です
2  CPとはどんな意味があるのですか?  Crime Prevention(犯罪と防止)の略称です。
3  CP製品は具体的にどのような性能ですか?  侵入試験では5分間破られないことを確認しています。また、5分間以上かかると侵入者の7割は侵入をあきらめるとの警察庁データに基づいています。
4  CP製品はどのような種類がありますか?  サッシや防犯ガラス(※2)、ドア、面格子、シャッター、雨戸、錠、ウィンドフィルムなどがあります。詳細につきましてはメーカーのホームページやパンフレットをご覧ください。
5  CP製品と一般製品とでは使い勝手は違うのですか?  侵入者を防ぐことを目的とした部品などが追加されており、商品によっては多少の操作が増える場合もあります。
6  CP製品と一般製品とでは具体的に何がどう違うのですか?  侵入者を防ぐことを目的とした部品が追加されたり、部材を強化しています。
7  一般のドアとCP製品のドアは何が違うのですか?  侵入者を防ぐことを目的とし、扉と錠(CP錠※3)を強化しています。
8  一般の窓と防犯仕様の窓は何が違うのですか?  侵入者を防ぐことを目的とし、二重ロックでの強化や防犯ガラス(または防犯ウィンドフィルム)を使用しています。
9  一般製品とCP製品と見分ける方法はありますか?  CP製品にはCPマークのラベルが貼付されています。(CPマーク※4)
10  5分間の浸入試験はどんな基準で試験されているのですか?  警察庁で過去の浸入手口を基準に試験方法を決めて、実施しています。
11  防犯ガラスは本当に破られないのですか?  防犯ガラスとは強靭特殊中間膜を挟んだ合わせガラスであり、侵入試験で確認された性能を有しています。
12  CP製品を使えば、どのくらい値段は高くなるのですか?  ご採用されるプランにより違ってくるため、一概に比較はできません。ご採用される建築業者様やサッシの販売店様にご相談ください。 
13  CP製品は誰に頼めばよいのですか?  建築を依頼される建築業者様やサッシの販売店様にご依頼ください。
14  どのような家が侵入者に狙われやすいですか?  立地条件や周辺環境なども影響があり一概に言えません。詳しくは「防犯設計ハンドブック」(日本サッシ協会)などを参考にして設計会社様や建築会社様などとご相談下さい。
15  侵入手口はどのような侵入方法が多いのですか?  無締り(54%)、ガラス破り(24%)、合かぎ(6%)、その他(16%)となっています。(令和3警察庁データより)
16  CP製品は侵入されにくいというデータはあるのですか?  5分以上かかると侵入者の7割は侵入をあきらめるとの警察庁データがあります。
17  CP製品を採用して侵入者に入られたらどのような保証がありますか?  CP製品は、客観的に評価された防犯性能を有する製品ですが、侵入を完全に防ぐものではありません。従って、侵入犯罪による損害は賠償の対象となりません。
18  防犯性能に対する保証書はありますか?  保証書はありませんが、CPマークは防犯建物部品目録に登録されている製品にのみ貼付されています。
19  CP製品を使うとどのようなメリットがあるのですか?  住宅性能表示制度(※5)における住宅性能評価時の「侵入防止対策上有効な対策kを講じられた開口部」であることの証明となり安全、安心に住まうことができます。
20  マンションではどのような対策をすればよいですか?  一般的に玄関ドアと通路側の窓には各階にCP製品をおすすめします。ベランダ側では、特に3階までの低層階と最上階から2フロアまでの階にCP製品をおすすめします。
21  戸建住宅ではどのような対策をすればよいですか?  一般的に玄関、勝手口と1階の窓にCP製品をおすすめします。2階ではベランダの窓や物置等足がかりにして手の届く窓にもCP製品をおすすめします。
22  現在付いている面格子は防犯性能があるのでしょうか?  CPマークが貼付された製品でしたら性能があります。
23  人通りの多い場所にはCP製品は不要なのでは?  一概には言えません。人通りの多い場所でも死角がある場合は侵入される可能性があります。
24  防犯セキュリティ会社に頼んだ方が安心ではないですか?  セキュリティ会社とCP製品の採用を合わせていただくとより安心なものとなりす。